【立待岬】 二つの友の言葉とひげそりと

昨日10/20(金)、北海道新聞の夕刊の道南情報誌「みなみ風」内のリレーコラム「立待岬」に載った文章です。

入院中に考えたことをちょろっと書いてみました。

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実は先月3週間余り入院生活を送っていました(今は営業再開しています)。

術後、身体の痛みと慣れない環境に寝つけず、2日目以降も、小一時間寝てはすぐ起きてしまい、そのまま寝れなかったり。

寝れなかったら治らんやん、と後ろ向きになっていた4日目の朝。ふと別件で友に言われた「願望と行動が一致しない人が多い」という言葉が頭に浮び、「あれ、もしかして今の俺?」、とわが身を振り返り。

別の友人に過去に言われた「あるものに感謝を」との言葉を思い出し、あるものを一つずつ確認。手術は成功、食事がおいしくとれる、愛する家族がいる、左耳は聞こえないけど右耳は聞こえる…すると力が湧き、一歩踏み出す気に。

で、「あー、包帯ぐるぐるでちゃんとそれんしええやー」と思ってたひげをそろうと。そってスッキリした自分の顔を鏡で見て、頭もスッキリ。人間って単純なもんです。そんな私の顔を見て、主任看護師の方が一言。「調子よさそうですね。もう病棟内、自分で歩いていいですよ」。なにか、いろんなことがいい方向に転がり出した、術後4日目の日曜日でした。

上手くいかないことが重なると人間立ち止まってしまう(後戻りする)ときもありますが、あるものに感謝し、思う方向に向かって一歩踏み出すとがらっと風景が変わるなんてことも。それをつくづく感じた経験でした。
(八百屋すず辰店主)
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術後3日間は、ささやかな回復(立てた!、トイレに自分で行けた!、リハビリが始まった!などなど)を素直に喜び感謝できたものが、元来寝ないとどうにもならない人間が4日間も徹夜・半徹な日々が続くとどうにもこうにも後ろ向きになり。。

でも、これじゃあかん!、とひげをそったら、上記の「病棟内解禁」に始まり、頭をおおっていた包帯(というかコルセット)も外れ頭も軽くなり。

さらに、点滴の取付機具が電動式(コンセントに刺さっているのでいちいち引き抜かないといかず、かつ重たい)から、ただの鉄の棒になり軽くなり。

そして、昼のリハビリ後、療法士の先生から、「病院全体を自分だけで歩いていいように看護師さんに許可出しておきますね」と完全な自由を得る!、とへこんでたのがウソのように1日で事態が一気に改善。

「ひげそり」というささやかな一歩が大きく効いた一日だったなぁとしみじみ思ったそんな日でした。

そうそう、二人の友人にも感謝!(もちろん愛する家族や皆々さまも!)

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