【立待岬】 育児休暇にゃ旅に出る?

昨日北海道新聞の夕刊の道南版「みなみ風」内のコラム欄「立待岬」に載った文章です。今回は、八百屋でなく、3児の父として育児ネタを書いてみました。

 

知人と家族ぐるみでバーベキューを楽しんでいて、小2の娘におにぎりを握ってあげると、「今はお父さんが子供の世話をするんだねぇ」と、60代の方にしみじみ言われました。

実は私、八百屋でありますが、家事育児をこなす主夫でもあります。子供は女男男の三姉弟、現在8・5・3歳です。

長女が生まれた頃は、東京におり、仕事仕事の毎日。初めての子育てに奮闘し、生後9か月ごろからは仕事と育児の両立に苦労する女房を労わる余裕もなく、逆にやっとこ寝かせた娘を帰宅時に起こして怒られるのが日常でした。

そんな私が育児に開眼したのは長男が生まれて半年が過ぎた頃。研究者の女房が1週間の出張で不在に。それまで乳児の長男は女房、3歳の娘は私の担当でした。いきなり任された乳児。しかも普段は母乳中心だったため、飲みなれないミルクにぐずる息子。見事最初の2、3日は夜泣き続き。初めて、「夜泣きで眠れない」というしんどさを思い知りました。

試供品を試しまくった結果、飲んでくれるミルクの銘柄もわかり、女房愛読の育児書を斜め読みし、何とか乗り切った1週間。長男とは戦友として絆が深まった気分でした。

夫が育児休暇を取るならば、お母さんはあえて旅に出る。夫婦の理解が深まると思うのですが、皆さんいかがでしょうか。

(八百屋すず辰店主)

 

ちなみに上記「1週間」は、昼間は保育園に預けていたので丸1週間子供らの面倒を見たわけではないのですが、それでも育児の大変さを身に染みてわかった時間でした。

夫の育児休暇時にと書きましたが、家庭内でのお母さんの「育児休暇」ということで、3日から1週間くらい、夫に子供らを任せて旅に出るのは、ありではないかなぁと思っています。

奥さまの誕生日プレゼントに、「1週間の旅」をプレゼントする旦那さんが増えたら面白いなぁと思います。

誰かやってみませんか?

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