おもいでごはん

店主の愛読書『ぽっかぽか』(深見じゅん著:マンガです。)の名シーン。

(近所の奥様方が,「家庭の食事」について話をしていたときに,そのうちの
一人が言った言葉.)

子供はね
ごはんを食べる時
愛情も一緒に食べるのよ
思い出も一緒に食べるのよ
他の家事は手を抜いてもいいから
ごはんだけはきちんと作って
楽しく
食べさせて

・・・きっと暖かい子に育つわ

昔の思い出に,むしょーにおいしかったという記憶の食べ物はない
でしょうか? それはそのときのうれしい気持ち,楽しい気持ち,幸
せな気持ちを一緒に食べていたから.「思い出」と一緒に食べたから,
それが、『おもいでごはん』。

おいしいと思うのは,心が「しあわせ」だったから.
お袋の味がその典型でしょうか.母上様ありがとう m(__)m

20代のころ、家に友人を呼んで、よくホームパーティをやっていました。
店主の手料理に、来てくれる人が「おいしい,おいしい」って言ってくれる.
でも店主の料理の腕は大したものではありません.

でも,それが「おいしい」と思ってもらえるのは,
『仲間でわいわい,飲んで,食べて,話して,笑って』
その楽しい,しあわせな気持ちが,料理の隠し味となって,「普通の
料理」を「おいしい料理」にしていたんだと思うのです.
だから,私は「おいしい」って言われると「楽しんでもらえてるんだ」
といつもうれしくなりました.

『料理は愛情(こころ)』って,いうけれど,本当ですね.

ちなみに,共働きの場合,手料理を作ってあげている暇がないって,
問題もあります.もし,私が東京で今も働いていたら,平日はまず料
理をすることは無理でした.(今は私がほとんど作っています。)
以前,夫婦共働きの友人が,「平日に子供に安心して食べさせられる,
そんな外食店が住宅街にあってほしい」と.ホントに未来を担う子供の
食事、もっと考えないといけませんね.

おもいでごはんのお手伝い。それも、すず辰の仕事です。

追伸:「ぽっかぽか」おすすめです!
親子3人の日常を描いただけの地味なマンガですが、じわーと効くマンガです。
「家族っていいなぁ。」って、ほっこり思います。夫婦ゲンカのあとも、これを読む
と女房に悪かったなぁ、と思え、「ごめん」の一言が素直に出ます。
夫婦に1セット、ぽっかぽか全12巻(YOUマンガ文庫で刊行中)!、これできまり。
店主は結婚祝いといえば、これを渡しています。これを読んで結婚した友人もいます。
さらに言えば、このマンガの影響で、我が家は子供に「ちち・はは」と呼ばせています。
(登場人物の娘のあすかは、両親を「ちち!、はは!」と呼びます。)
少々ほめすぎでしょうか。ぜひ機会ありましたら、読んでみてください。
【週刊すず辰より、加筆修正】

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