男の脳は「欠陥脳」だった!?

男性と女性の性差を「脳」で見ると、まず左脳と右脳をつなぐ「脳梁」という器官が男性は細く、女性は太い傾向にあります。

この結果、女性の方が左右の脳の連動性がよく、一度に多くの物事を処理できるといいます。逆に男性は片方の脳が働きがちで集中して一つの物事を行うことに長けています。

次なる違いは、脳の表面を覆う大脳新皮質とその下にある大脳辺縁系。

この2つを対比すると「理性」と「本能」「分析」と「直感」、「論理」と「感情」で、男性は前者の新皮質を優先し、女性は後者の辺縁系を優先する傾向にあります。

結果、男性は理屈っぽくロマンチストになりやすく、女性は直感的で現実的になる傾向があるというのです。

「男性脳」を乱暴に結論づけると、『理屈っぽい、闘争が好き、暴走しやすい、ロマンチックで野心家、物事を突き詰めたがる、右脳と左脳の連絡が悪い、バランス感覚に乏しい、支配欲が強い』、とにかくバランスの悪い脳なんです。

この男性脳が今の社会の問題を生み出しているとしたらいかがでしょうか。

資本主義の世の中で、金金金で独り勝ちを目指す企業群や、マネーゲームに勤しむ投資家たち。目先の電気コストだけ考え、原発を止められない企業と政治家。アメリカとの関係をよくするために国も売りかねないTPP。

頭でっかちで目の前の生活を忘れてやぁしませんか。

ここは、「女性脳」の出番です。左右の脳をバランスよく使い、現実的で日々の安心を重視する女性たち。そして子を守る感性から、不必要なものを直感的に感じ取るその力。そもそも男性はストレス耐性も低いんです。出産の痛みを男性が感じたら死んでしまうという話もありますし、失恋していつまでも落ち込んでいるのは男に多いでしょ。

だからストレス過剰な現代社会のかじ取りができるわかがない! ってことで、ぜひ女性の皆さん、旦那さん、息子さん、お孫さん、同僚、上司などなど、男性陣が変なことしていたらうまく「待った」をかけてあげてください。

だって女性の方が、「脳力」は上なんですから。

そして男性たちもっと女性のしなやかさを学びましょう。

かく言う、すず辰はかかぁ天下です(笑)。

blog_import_57b3825a727f1

参考図書:京大名誉教授の大島清さんの著。タイトルは大仰ですが、中身は結構楽しいです。すず辰文庫所蔵。

コメントは利用できません。

全国発送を承っています

店主の勝手にセレクトセット