（ﾏﾙｼｪ時代にも同じような内容を書いていますが、店舗に来られた新しいお客様へ向けて）

生産者の｢福島わかば会」さんは、35年前から安全でおいしいものを
届けようと活動されてきたｸﾞﾙｰﾌﾟです。宅配では老舗の「大地を守る会」
と昔から取引しており、事故後は、協力して放射線の検査を継続して行っ
ています。検査ﾃﾞｰﾀを見せてもらうと、事故直後の23年3-4月には品目
により基準値（100bq/kg）以下ながらも、放射線が検出されるものが散
見されましたが、同年の7-8月以降の検査ではほとんど検出されていません。
そもそも今回の事故は、大量の放射線が、大変うすーい濃度でまき散
らされており、局所的に集まって高い放射線値を示す「ﾎｯﾄｽﾎﾟｯﾄ」が怖い
存在です。ﾊｳｽ栽培のﾄﾏﾄ・きゅうり、ﾐﾆﾄﾏﾄ、苺などでは放射線は検出さ
れません（1bq未満）し、露地物でも場所によって数値はまちまち(あくまで
基準値以下)です。育てる場所や、品目によっても変わってきます。その
区分けが必要であり、そのための検査です。

例えば残留農薬に対しては、「有機でなければダメだ｣という方もいれば、
｢特別栽培で十分」「法律を守っていればいい」と人によってまちまちです。
食べる方それぞれが自らの価値観・判断で選んでいます。すず辰は、匠の技
を持つ、正直な生産者の方々を微力ながら応援していきたいと考えています。
地場物も今後置いていきますので、選ぶのはお客様自身です。(POP・袋に
産地名は明記します。）

農家さんと食べる皆様、両方の笑顔あってのすず辰です。ご理解いただけ
れば幸いです。