店主の思い

八百屋界の旭山動物園を目指して

旭山動物園

今では海外からも来園者が来るほど、有名な「旭山動物園」。しかし、その旭山動物園にも、苦難の歴史がありました。

旭山動物園に閉園のうわさが流れたとき、当時の飼育員の人々は不思議でなりませんでした。日々自分たちが魅了されている、こんなにも面白い動物たち。ではなぜ動物園のお客さんが少なくなっているのか?

答えは簡単、飼育員の人たちが感じていた動物の面白さ、すばらしさがお客さんに伝わっていなかったからです。

では、伝えよう、と、飼育員によるワンポイントガイドや、手書きのPOP、親子動物教室などの工夫が生まれ、さらに発展して、理想の動物園を描いた「14枚の夢のスケッチ」へとつながりました。

そして、今その夢のスケッチが1枚ずつ形となり、旭山動物園は日本一有名な、素敵な動物園になっているのです。

 

八百屋界にもこれが起こせるはずです。

青果業界で仕事をしてきて、早14年。栽培・流通・小売・中食・外食といろんな現場を見てきました。

「野菜はこんなにおもしろい」のに、まだまだお客さんには伝わっていない、そういう悔しい思いを何度もしてきました。

良さが伝わらなければ、安いものの勝ちです。

でも、おいしいものにはわけがあります。

こんな品種だから、こんなところで作っているから、こんな栽培をしいているから、こんなに素敵な人々が作っているから、、、この時期にこうやって食べれば、絶対びっくりしてもらえる。そんな伝えたいことがたくさん詰まっています。

野菜・果物の魅力を少しでも食べる人に伝え、楽しく、おいしく食べてもらいたい。食べる人の笑顔は作る人の笑顔です。そして評価を受ければうれしく、さらにお金の評価があれば、継続しておいしいものを栽培できます。

日々食べる「野菜・果物」という食品を通して、喜び・元気をお届けできればこんなに幸せな商売はありません。

 

ならば、物言わぬ野菜・果物の代わりに、ちょいと語るが八百屋の心意気ってものでしょう。

 

「野菜で笑顔を結ぶ」をモットーに、”すず辰” は、古くて新しい『八百屋』の道を模索してまいります。

ご一緒に野菜の魅力を輝かせていただける方々との出会いを心待ちにしております。

すず辰 代表 鈴木 辰徳

前掛け

 

店主プロフィール

1976年、北海道生まれ。家事・育児を行う3児の父。

幼少期、家の引っ越しで、群馬・山口・兵庫・大阪と移り住む。京都大学大学院農学研究科修士課程卒業。大学在学中に、研究で訪れたタイの農村部の農家たちの底抜けに明るく、生活を楽しむたくましさに衝撃を受け、日本農業をもっと元気にしたい、と心に刻む。

2001年株式会社シフラ入社。イトーヨーカ堂の野菜のプライベートブランド企画「顔が見える野菜。」 (※消費者に栽培情報の開示を行う企画商品)の産地開拓、情報管理、商品化準備、売場作り等、企画運営に関わるあらゆる業務に従事し、バイヤーと全国の優良産地を渡り歩く。同ブランドの精肉、鮮魚へ横展開を実行。平行して、惣菜プロジェクト(惣菜用青果原料の仕入改善)の責任者に。青果業者各社(10社強)とのチーム体制にてプロジェクトを運営。市場仕入から「指定産地」仕入へ切替え、品質の底上げを行う。野菜の品質管理に科学の視点を取り入れ改善を図る。また、素材を活かした惣菜開発などに関わる。料理の素材としての青果物の良い点、悪い点を深く知る。

2007年国立ファーム有限会社入社。青果店「大根1/3本からお届けします」の立上げを指揮。開店後すぐに 商品部に異動。グループ内のレストラン(店名「農家の台所 くにたちファーム」)・青果店向けの仕入業務を整備するとともに、グループ外の顧客への提案営業を指揮。創業社長の「いかに野菜を魅せるか」の演出力を学びながら、伊勢丹グループへ営業を行い、催事等で結果を出していく。

2009年家族とともに、北海道に移住。これを機に主夫になる。株式会社岩佐商会入社。新規参入した青果物卸売業にて、主に仕入を担当。日々農家を回り、信頼を獲得するとともに、農家個々の栽培スタイルの違いを間近で見 る。また、地元のオーナーシェフを中心とした、行動する食のプロ集団(ガストロノミーバリアドス(通称:ガスバリ))に、野菜のプロとして参画する中、改めて自らの使命を思い出し、2011年 ”すず辰”を創業する。ほれた農家さんの青果物を卸売販売するとともに、マルシェ形式に路面での販売を2011年秋より開始。12年レストラン、菓子店などの軒先で路面販売をし、地元で話題となる。13年春(3/25)店舗オープン。4年目の2016年、八百屋と並行して、地元の有志と「はこだてこども食堂~つくってたべよ いっしょにたべよ~」を立ち上げる。

北海道新聞「立待岬」連載中。

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主夫なすず辰店主の一日

5時 起床
メールチェックや、前日の売上集計、週刊すず辰作成などの事務仕事(数少ない子供の邪魔の入らない集中できる時間)

6時 4歳になる次男が目覚める
膝に乗せ仕事をするか、あきらめて家事へ。干していた洗濯物を取り込み、早朝に回した次の洗濯物を干す。ゴミ出しの準備(資源ゴミは大変)、料理の仕込にいそしむ(夕方以降のどたばたが違う)。

6時半 長女起床
朝ごはんを食べさせ、7時半には小学校へ。
残る下2人の面倒見つつNHKの朝ドラを見ながら、出かける準備。

8時半 保育園へ。子供を預けて仕事スタート
地元の農家さんのところを集荷して回りながら情報交換。

11時前 店到着
品出し等しているうちに全国の野菜たちも到着。うまくいけば11時開店(子供の急な発熱があるとずれるので公には11時半の開店)。合間に自作弁当を食べ、わいわい営業。

17時 閉店準備開始
17時25分には店を出て、学童・保育園で子供を拾う。
買い物して帰宅。子供にごはんを食べさせている間に女房帰宅。風呂に入る。

21時半頃 子供と就寝zzz

出張が多い研究者の女房に代り子供の面倒を見るため、こんな日々です。

全国発送を承っています

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