9/7-8とはこだて未来大の学生さんが来店し、いろいろヒアリングされました。
たまたま来店された方は、珍しく若いお客さんがたくさん入っているなと勘違いされたことでしょう。
来店は授業の一環で、「futurework style 2025 函館型ワークスタイルの提案」と題し、10年後の地方都市函館ならではの働き方をデザインするというのが授業の趣旨。
すず辰含めた4社の現場を訪問し、ヒアリングから10年後の働き方につながる要素を抽出しまとめようという試みでした。
2日間のヒアリングを経て、学生たちが先週金曜に取りまとめてくれた内容はまだ聞いていませんが、地方都市函館を改めて考えるきっかけとなりました。
店主が函館に来たのは7年前の平成20年の11月でした。
翌年から働き始めびっくりしたのが、「夕方で仕事が終わるんだ!」ってことでした。
7年ちょっと働いた東京では、長時間労働は当たり前。
特に2社目は終電帰りが当り前で時に午前様や会社泊。
連続出勤記録を競うようなところもあり、働き方の違いにびっくり。
研究者の女房は時に帰宅が遅く、調査・学会等での出張も多く、比較的余裕がある私の方が、主夫として家事育児をする割合が一気に増えたのですが、子供と一緒にいる時間が当たり前にあることがすばらしいなぁとつくづく思います。
そもそも待機児童なる言葉はないに等しいですし、働き方、流れる時間、地域ならではの文化など、いわゆる「都会」とは異なる、「地方」なる空間が同じ日本の中にあるんだなと実感しました。
日本の中に、「都会」と「地方」という2つの国が存在するかのようです。
ここ函館に来たことで、2人の息子に出会えました(東京にいたままだったら次男とは出会えなかったと思います)。
家事育児の大変さを実地で体験してますし、独立開業もできました。
イカだけでなく、海のもの山のもの畑のものと、食の素材の豊富な土地柄で、ガスバリという素敵な食のプロ集団とも出会えました。
新聞にコラムも書かせていただいています。
「地方」だからできること。もっともっと形にしたいと思う店主なのです。
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