
はあちゅうさんの小説「通りすがりのあなた」を届いたその日に読破。
(正確にはその日の夜と翌朝の2回に分けて)
人間ってやっぱり「人の間で人に触れ合いながら生きる動物なんだなぁ」としみじみ。
「通りすがり」;たまたまそこを通っただけであること。(新明解国語辞典 第四版より)
たまたまその人の人生を通っただけのあなた。たまたま、一瞬、だけど、なんか影響されて、受け取って、時に支えられて。
人は、人を通じて自分を知ったり、力をもらったり。
恋人とか、家族とか、そんな明確で濃い関係でなく、「通りすがりのあなた」とのとある日々を軽やかにでもやさしくつづった短編集でした。
読むに至った経緯は以下のブログをどうぞ。
ふと自分自身の人生を振り返って、そんな「通りすがりのあなた」を思い返したり。
10代、20代の主人公と「通りすがりのあなた」との物語だったので、30-40代で出会った「通りすがりのあなた」との物語も読んでみたいなと思いました。(>はあちゅうさん 期待しています!(笑))
さて、お礼に野菜セットをはあちゅうさんにお贈りすると約束したのですが、どうしましょう。
ただ、お店の今のお勧めをセレクトするのでは面白くないので、「通りすがりのあなた」をイメージしてセレクトしたいところですが。一つの短編を元にイメージするか、各短編ごとに思い浮かぶ野菜をひもづけるか…うーん、ちょっと楽しく悩んでみます(笑)。
そうそう、10/23(月)より、店の「すず辰文庫」で貸出解禁です。
気になった方はぜひお手に取って読んでみてください。
なんでしょう、人のぬくもりをそっと感じる、そんな素敵な本です。
そして、あなたの「通りすがりのあなた」を思い出してみてください。
ちょっと元気のない人へのプレゼントにもいいかもですね。
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