八百屋の話に90分1,000円は高い?

7/30(日)、地元で話題の施設シエスタハコダテの無印良品店の3階Open MUJIにて、野菜のワークショップをしました。

ミニトマト、枝豆、きゅうりの試食を間に交えつつ、野菜のおいしさの違い、その違いを生み出す農家さんのあれやこれの工夫などなど、野菜・農家さんと普段接している八百屋ならではの話をぎゅーっと90分話倒しました。

参加された皆さんのアンケートを見ると「満足」の評価で楽しんでいただけたのかなぁー、と。

しかし、大きな反省点が。
募集定員20名に対し、当日集まったのは5名。

まずは「値付け」を間違えました。

シエスタ店頭でのイベント告知チラシを見た、とあるお客さんの反応。「1,000円高いわねぇ。お土産でも出るのかしら」。ざっとOpen MUJIでの過去のイベントを見ると、500円を中心に1,000円、2,000円のイベントもあるものの、そちらは明らかに材料費がかかるのがわかるイベント。中には0円のイベントも!

完全に宣伝目的に的を絞ってなのでしょうが、0円!
役に立ってためになって0円。

参りました。

 

こちらは、知的好奇心を満たし、改めて野菜に興味を持ってもらうで90分で1,000円。やっぱり高かったでしょうか?

数年前に夜の時間帯に別の場所で同じような形式でやったときに1,500円でやったことがあり、昼間なら1,000円と強気に考えたのが仇だったでしょうか。

 

それよりももっと大きな反省点が「告知文」です。

まずはタイトルと一緒にどうぞ。

『「おいしい野菜の見つけ方~納得のいく生産者選び~」
野菜は、農家(作り手)によって大きく味が変わってきます。おいしい野菜の裏側にはとても魅力的な農家の方の姿が。日々農家さんと接している八百屋の身だから話せる、匠な農家さんと野菜たちのあれやこれ。おいしい野菜を作る匠な農家を応援して、日々の食事をよりおいしく楽しくしていきましょう。』

試食があるなんて一言も書いてない!

材料費(試食)がかかるとわからなければ、他のイベントに比べそりゃ高く感じますよね。
これは完全に失敗です。

食べ比べを謳い、興味を持ってもらっての「800円」が狙いどころでしょうか。

(あくまで500円にはしたくない。なんか時間つぶしでこられても……との思いが。
だから集客が下手なのか、守るべき矜持なのか。いろいろ考えた日曜です)

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