守りすぎも問題です。

先日、娘が小学校で田植え体験をすることに。で、学校のプリントを読んでいると、「靴下をはいてやります」との言葉が!?泥の中の石等で足を傷つけないために、靴下をはくんだそうです。しかも全員が。

米農家さんは、田植え時、専用の長靴や足袋をはきます。長丁場の田植え時期、けがをしないためだと思います。米の研究室で学んだ店主。田植え用の長靴があるくせによく裸足のまま入ってました。

なぜって、裸足で泥に入ると、動きやすいし何より気持ちがいいのです。野生の血が騒ぐと言いますか、解放されるといいますか。

けがを気にされるご家庭では靴下をはかせるのもありだと思います。ただ裸足で泥に入るという選択肢も残してほしいのです。安全第一で貴重な機会を奪ってしまうのもどうなのかなと。少々のけがも一つの経験だと思います。

保育園時代は裸足で田植えを楽しんだ娘が、小学校では周りが靴下はくからとなんとなく靴下になるのも父として微妙な状況です。選ぶ余地がほしいところです。

実は似たようなことが保育園でも。

運動会前に保護者会の役員と先生方での会議にて。

毎年使用するグランドの周りに小学生でも簡単にまたげる柵があるのですが、昨年、年長児の子がまたぎ損ね、腕を骨折をしてしまったのです。で、今年は柵越えを禁止にするという話が。

何年もやってきて、たまたま1人がけがしたからって、禁止はないでしょうと猛反対の私。昨年の事故を伝え、注意を喚起するにしても禁止しなくてもと。(グランドの半分を柵が覆われており、毎年、保護者や小学生はよくまたいでいました。自分が越えられるかどうか判断するのも、一つの経験です。)

いろいろやり取りした結果、万が一、けがをする子が出た場合は、保護者を代表して、私が先生と一緒に謝りに行くので注意喚起にしてくれと強く主張し、「注意喚起」のみとなりました。

どちらも子供のためによかれと思って、結果「過保護」になっていると思うのです(親御さんのクレーム対策もあるとは思いますが)。

あまり守りすぎると子供は弱くなります。もう少しけがにおおらかに、子供にはいろんな体験をさせたいと思います。

【後日談】
田植えの件は、娘と父で協議の上、「捨ててもいい靴下がないので裸足でやります作戦」を決行したのですが、せっかく父が連絡帳に先生への断りを書いたのに、連絡帳を渡さず、「父が裸足でいいといった」と言葉で済ませた娘。先生にあっさり却下され、予備の靴下を借りての田植となりました。

先生曰く(連絡帳のご返事より)、娘の同級生のおじい様がたまたま学校の近所に田んぼをお持ちで、今回はじめて田植え体験が企画されたようです。その中で、おじい様が「孫の同級生にけがをさせては忍びない」と、靴下をはいての田植を提案されたようです。

「おじいさま、子供の時は裸足で楽しかったでしょ!」と突っ込みを入れたいところですが、孫を思う心を思えばしょうがないですね。まぁ、娘も靴下でも楽しい田植え体験だったようです。

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