実は、なすが充実しています。

まずは京野菜の「賀茂なす」。種はいっしょでも、京都の特定の
地区で栽培されたなすのみに、「賀茂なす」という称号がつくほど
品質に差が出ます。焼いても煮崩れしにくく、油と相性がいいので、
田楽や揚げびたし、焼きなすなど、食べ応えあり、旨み強し。油が
身体に余り、、、という方、輪切りにしてラップで包み、3分程度
加熱して、フライパンでサッと焼きます。これで、めんつゆにつけて
、おかかや大葉などの薬味を乗せて出来上がり。

次は知る人ぞ知る、生でもおいしい大阪・泉州の「水なす」。生で
さいて、おかかをかけて、醤油で食べたり、冷しゃぶのお肉と一緒に
食べたり、浅漬け、炒め物、煮物なんでもござれ。みずみずしく甘い、
おいしいナスです。その中でも、「幻」といわれる水なすが、「馬場
なす」です。形は、通常の水なすが丸型なのに対し、こちらは一般的
ななすび型。しかし、皮がうすく、しょうが醤油やわさび醤油で、
刺身で食べておいしいという代物。泉州でも貝塚市馬場地区のみの
在来種。今は数軒の農家が栽培するのみ。一食の価値ありです。

最後は、熊本から「赤なす」の登場です。名前 の通り、皮の色が赤紫
で、1本20~30cmくらいあ る、大きななすです。みずみずしく、焼きなす
で 食べるのがおいしい。バーベキューなら、半分に 切ってオリーブオイル
をたらし、塩コショ ウして、さらにとろけるチーズを乗せたら、アル ミホ
イルで包んでそのまま、網の上に。オーブン で焼いても(250度で10~15分)
おいしいですよ。

暑い夏をなすで乗り切りましょう。(夏野菜は身体を冷やしてくれます。)

【週刊すず辰13号より抜粋】

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