
都心のマンションで、「マンション内のあいさつを禁止する」ところが現れたようです。
http://togetter.com/li/1044963
うーん。
「知らない人にあいさつされたら、あいさつを返す」
それだけでいいのでは?
あいさつはかわす、ただついていかない。
まぁ、この点は我が家でも夫婦喧嘩になったので難しい点をはらんでいますが。
地方育ちの私と、都会育ちの妻。
育った環境の違いが意見の相違を産みだします。
人への信頼、地域への信頼をベースにしつつ、ただし危険を潜んでいることを教える。
世の中、いいも悪いも隣り合わせ。
ただ子どもから人との接点を奪っていくと、ここぞって時に自分で危険を察知できなくなるとは思うのです。
近寄っちゃいけない人って、きっと1万人に1人いるかいないか。(もっと少ないか)
9,999人には見守ってもらえる関係(あいさつを交わす)があった方がいいと思うのです。
八百屋の視点で行くと、野菜を病気にする悪い微生物(病原菌)を退治するために、強い農薬を使ってよい微生物まで一緒に殺してしまう畑を思います。
確かに悪い菌は死にますが、よい菌も死んでしまうので、そこに改めて悪い菌が来ると邪魔するものがないので一気に病気が広がってしまいます。今度はより強い農薬(毒)を巻く必要があります。
いろんな菌がいて、作用しあう豊穣な生態系があるから、1つの菌がはびこるってことがないのです。
たとえば、人の胃腸も一緒ですね(最近は腸内細菌が大事という話がよく出ます)。
保育園に通う息子たちは、保育園で近所の散歩に行く時に道行く人にあいさつをします。
ですので、休みの日に近所を散歩すると、特に次男(4)は気軽に見知らぬ人にあいさつします。
あいさつは潤滑油です。
防犯標語「いかのおすし」は何も「あいさつするな」とは言っていません。
http://wwwe.ncv.ne.jp/~telpo/bouhan.html
「知らない人についていかない」です。
いつも挨拶してくるおじさんが、ある時母親とあいさつを交わしているのを見て同じアパートの住人だと知るときもあるかと思います。
「知らない人にあいさつされたらあいさつは返す(でもついていかない)」
まずは親があいさつして示さないとだめですね。
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