すず辰のマークは、、、

三つ巴紋

すず辰のマークは、緑色の三つ巴のマークです。「かみなりさんの太鼓」に描か
れているマークを緑色にしたものと言った方がわかるでしょうか。

家紋風に言えば、「緑の三頭右巴(さんとうみぎどもえ)」。「すず辰」が
八百屋の老舗風な名前なので、それに見合うマークがほしいなぁと思い、家紋全
集を引き、その動きのある形がシンプルで美しいなぁと思い、野菜にちなんで緑色
にしたのがいきさつです。でもこれ、実は結構深いんです。

まず「三」って数字。近江商人の心がけに「三方よし」という考え方があり
ます。「売り手よし・買い手よし・世間よし」。「売り手と買い手がともに満
足し、また社会に貢献できるのがよい商売である」と。すず辰も常に農家さん
と食べる方、そして世の中を幸せにする、そんな存在でありたいと考えていま
す。また、「天の時・地の利・人の輪」という言葉のように、物事は三つくら
いの要素で多面的にとらえた方がバランスよく進んでいけるかなと常々思ってい
ます。また、すず辰の目標は、日本で「三」番目に、野菜(果物)を愛し、語
り、魅せ、作る人・食べる人の笑顔を生み出す会社でありたい」であり、「三」
はやはり大事です。
さらに、「巴紋」は本来「水・雨・川・海などの水を司る神様の象徴で、水神
は天候も司るので、農業とは縁ある紋なのです。(だから雷太鼓の印にもなって
いるのでしょう。)
水といえば、「水五則」という人生訓もあります。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一、洋々として大洋を充たし 発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化し 凝っては玲瓏たる鏡となり 而もその性を
失わざるは水なり

実は母方の実家が新潟で「真水(しみず)」と名乗っており、家系をたどると
豊臣秀吉に水攻めを受け、自らの命と引き換えに飢えに苦しむ城兵を助けた毛利
方の武将、清水宗治につながります。その宗治が使っていた家紋がこの巴紋。う
ーん、これで決まりでした。不思議な縁と(後付けの)由来いっぱいのマーク(紋)
です。たまに由来に思いを馳せ、老舗な心意気を持ちつつ、頑張っていきますね。

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