やさしさと自主性と

去る2/15(木)は、第22回はこだてこども食堂でした。

常連のスタッフさんが4人ほどお休み。人が手薄な中、気になって、店と会場の町会館を行ったり来たりの店主。

16時半過ぎには店を閉め、会場に向かいました。(通常は17時までの営業です)

会場に入ると、ホールの片隅にあるストーブ前で固まり動こうとしない三人娘を発見。
「そんなところに固まってないではよ手伝い」
「だって寒いもん」
「何もせんで食べるつもり?」
「そう」…
とやり取りしたものの、動く気配のない子どもたち。
とりあえずほっとくことに。

 

自分の息子らを探すと、長男(7)は調理をせずに、みんなの輪から外れて、黒板を一人消している。
「料理せえへんの?」
「しない!」
「何しに来てん!ほら、○○したらいいやん」
「やだ!」
「そんなんやったら、もう来月来んでええわ!」
…と売り言葉に買い言葉。

 

次男(6)もうろちょろしていたので、手洗いに連れて行くと、水が冷たいとギャーギャー騒ぐ。
で、そこですねてしまい、これまた「何もしない」と言い出す息子。

「ほんま二人とも来月からもう来ないでええの?」と思った父。

 

そんな中、兄弟と一緒に来ていた、1歳ほどの男の子が急に泣き出しました。

お母さんがちょっと離れたところだったので、さてどうしたものかとちょっと見守っていると、先ほどストーブ前に固まっていた三人娘がその子の周りに。

どうあやしていいのやらわからず、でも近くで「大丈夫だよー」と呼びかけるように見守る姿に、彼女らのやさしさを見た思いがしました。

そして、お母さんが来て、泣き止んだその子を見た後は、「私らもやる―」と桜餅づくりを自然と始める子どもたち

 

ぐだぐだだった我が子たちも、長男はスクラブルエッグを、次男は桜餅を楽しそうに作っていました。

その後も、他の手伝いを見つけて自分から動く息子たち。

 

子どもそれぞれにペースがあり、あまり大人が先々考え、がみがみ言うものでなく、見守る余裕が大切だなぁ、と改めて思い、反省した店主なのでした。

そうそう、いつもは好き嫌いを言い、小食の次男。

ケチャップライスが気に入ったようで、3杯もお代わりし、スタッフさんに褒められご満悦。

翌日、あのごはん作って!、と要望し、家でもペロッと完食したのでした。

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