加工品はつらいよ?

開店に当たり、加工品の品揃えを充実させました。マルシェ時代は5-6アイテム
だったのを、今回一気に30アイテムほど! マルシェ時代は主に農家さんの作る加
工品がほとんどでしたが、品揃えに当り、いわゆるメーカーさんに初問い合わせ
。そんな中、今更気づいた(実感した)野菜との違い。それが、「(加工品
は)腐らないけど、すぐ売れない! 結果お金が寝る!!」ってことです。
マルシェの時は全体の1割も行くか行かないかだったので気にならなかったので
すが、今回品数を増やした分、開店に当り一度に仕入れるにその金額は個人
商店には結構痛い。そもそも飛び込みのまだ株式会社にもなっていない個人
事業主相手では、「前振込」や「代引き」が当たり前。現金がどんどん出て
いくのです。いやー、甘く見ていました。(予算の関係で、涙をのんだアイテム
もちらほら)。しかも腐らないといっても、野菜と比べての話。「賞味期限」
なるルールがあり、その期間が3か月~1年半。つまりその間に売り切らないと
残りはせいぜい値引きセール扱い。単価が野菜より高い分、ロスする可能性も大き
いのです。さらに農家さん相手だと、ロットも融通してもらっていたのが、
メーカーさん相手だと厳正に1箱のロットが決まっていているので、結構な数がくる
んです。マルシェ時代の加工品たちはどちらかというと「賞味期限」1年以上の
ものばかりだったので、この点あまり気にしてませんでした。これが工業製
品だと、「賞味期限」もなくまさに「腐らない商品」なわけです(それでも
「不良在庫」は発生しますけど。)いやはや、資金があるところはいいけれ
ど零細企業としてはチャレンジングな分野に踏み込んでしまったかもしれません。

しかし、「八百屋がやっている食のセレクトショップ」を標榜する限り、この道は
避けられません。要はその商品の魅力をみなさんにちゃんと伝え、買ってい
ただき喜んでもらってまた買っていただくという基本に立ち返り、ちゃんと
売り切ればいいことです。「日々の食卓においしさと楽しさを提供する」た
め、日銭を稼ぎつつ、徐々に品揃え充実させていきますね。

さらに並行して、「一般酒類小売業免許」取得へ向け準備中です。こちら
は、ガスバリの仲間と企画した、昭和の米「マツマエ」を使った特別純米酒「ガス
バリ」の販売のためと、酒類指定されている極上の「本みりん」を販売する
ためです。免許取得後は、ワインも置いていこうかなと。

開店が新たなスタートです。加工品に関しては、ぜひ皆さんのご希望や推薦を
募集です。「あなたのお店、すず辰」にぜひご意見を。皆様とともにすず辰
はパワーアップしていきます。

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