磐田(静岡)と豊橋(愛知)に行ってきました

産地出張ということで、酸味甘味の詰まった味の濃い
「フルーツトマトゆめ」の生産者、鈴木章弘さんを訪問しました。
上の子供2人を連れての訪問。長女(5)が「暑い暑い」を連発
し、長男(2)は「だっこー」とぐずる始末。そんな中、お父上
の信好さんからお話を聞きました。

フルーツトマトゆめは、桃太郎ヨーク(品種)の枝変わり品種で、
10数年前にたまたま見つけた糖度が高く、食感のよい品種。
種で増やすとまた品質がばらけてしまうため、脇芽を挿し木
や、接木で増やすという栄養繁殖で生産しています。夏場は、
「ゆめ」の味が乗りづらいので、「あかゆめ」という「ゆめ」
の兄弟品種が出てきています。信好さんも章弘さんも、お二人
とも技術者タイプで、どう品種開発するか、詳しいお話をいろ
いろしてもらいました。聞いてびっくりの企業秘密なお話も聞
け、改めてしっかり販売しようと思った次第です。

さて、その夜は、大学の後輩(新婦)の親族の食事会に混ざ
り、お父上(曹洞宗のご住職)と久々に話をしました。この方、
住職の傍ら、世界中の難民やスラム街の人々を救済すべく現地
を飛び回り、具体的かつ継続的な援助体制を組むべく動き回る
「行動する住職さん」。大変素敵な方で、実は私の結婚式でも
乾杯の挨拶をしていただいた仲。今回の震災では、3/18には
60過ぎた体に鞭打って、若手住職を引き連れて軽トラ10数台
に救援物資を詰め込んで現地入りし、ボランティア活動となる、
ボランティアセンターの立上げに飛び回ったとのこと。いやはや頭
が下がります。その席で、「福島の野菜を売らんか」といわれ、
「前から付き合いのある産地グループや農家さんの野菜をもう売
っていますよ」とお答えしました。宗教家としては「原発はも
ちろん反対だが、今回の放射線に対してはもっと冷静に対応して
ほしい」との言葉に、すず辰で皆さんとやってきたことを、尊敬
する人に認めてもらえたようでうれしかったです。子供たちは、
親戚の子供らと遊びまわって仲良くなり、式当日も親戚の子供然
としていました。

(おまけ)

さて式の当日。大学の後輩(妹分)の結婚式に上の子2人と出席。
披露宴では人生初の祝辞。主賓の挨拶、乾杯、新郎新婦の紹介と続
き、さて次ぎ!、と気持ちの準備をしていたところ、、、息子が直
前でぐずり、抱っこしたまま挨拶することに。大勢の人の前での話
は大学の学会発表以来で見事に緊張してしまいました。少々声を裏
返しつつも、うまく「妹を思う兄」として想いは伝えられたかなぁ
と。対面販売の会話と、人前でのスピーチは全然違いますねぇ。
精進精進。

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