親という字は、、、

子ども

娘がスイミングに通い始めて数か月経ったころ、普段と違う曜日の授業を受けたときのこと。いつもとは違うコーチに、見知らぬ子たち。ちょっと不安そうな娘を送り出し、2階の観覧席からプールを見守っていたときのことです。

ふと見ると、娘のすぐ後ろを泳いでいる男の子が娘にちょっかいを出し始めました。水をかけたり、泳ぐ進路を妨害したり、後ろから背中をつんつんして来たり! 娘は嫌がりながらも言い返せず、コーチも10数人の子供たちを1人で見ているため、特に気づいていない様子。思わずプールサイドに行って、いたずらしている男の子の手をつかみ文句を言ってやろうかと、腰が浮きかけましたが、「モンスターペアレント」という言葉が頭に浮かび、なんとかこらえ、悶々と上から見ていました。

授業後、娘には「本当に嫌だったら頬をはたいてやってもいいんだからね」と言い聞かせたものの、あまりに悶々としたため、翌日保育園の先生にぼやいたところ。「それはよく我慢したねぇ。〇ちゃんも大変やったね。でも、逆にその子がなんでそんなことをしていたかの方が気になるねぇ。水泳を習う時間にそういうことをするのはなんか普段の生活に原因があるんだよ。」と言われました。娘のことばかりであまり相手の子のことを考えていなかったため、「あっ、そういう考え方もあるんだ」とちょっと冷静になりました。

今思うと、我慢してよかったなと思っています。娘はいやだったし、父も見ているだけでつらかったのですが、子供の葛藤を奪わなくてすんだかなと。人生いいことだけではありません。悪い経験も受け止め、次に進む強さが必要です。小さな葛藤を日常で経験しつつ、いつか大きな壁を乗り越える力を得ていく。「転ばぬ先の杖」では、そのうち大ゴケしてしまいます。「木の上で立って見守ると書いて親」とも言います。心配しつつ、子供の成長を見守っていきたいなと思います。
(もちろん、ここぞって時の手助けも大事です。)

土曜の今日は店番要員です。一番下は保育園です。

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