賞味期限の恐怖?

先週6/18よりチラシの裏面で急遽案内をしました、長崎五島列島の甘酒
「カンコロリン」。おいしいけれど賞味期限が6/28で切れるということ
で少しでも販売協力をと思って6/10・17と12本ずつ仕入ました。最初
の12本がサクッと売れたので調子に乗って注文した、後半の12本の行方
は?

1本試飲用にし、6/18時点で残り8本。6/19常連さんが続けて3本購入
し5本。その後伸び悩み6/21(金)15時時点で残り3本。このまま売れ残る
か?と思っていたら、チラシを読んで興味を持ったという方が3人来店され、
見事完売しました!皆様ありがとうございました。直接製造元に注文された
方もいらっしゃって、すず辰としてわずかばかりですが、販売に貢献できま
した。

さて、そんな中切実に感じたのが、「賞味期限」の存在。加工食品で設定
されるもので、『定められた方法により保存した場合において、期待される
すべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をい
う。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されて
いることがあるものとする。』とあります。要は製造元がこの期間であれば
品質を保証します、という期間であり、その日を超えたからといってすぐに
食べられなくなるわけではありません。一説には安全を見て、約半分の期間
に設定されているともいいますし、賞味期限を超えた商品であっても食べる
ことはできるので、販売していても法的には罰せられません。でも胸を張っ
て販売できないのが現実です。実際今回の甘酒も、900mlで定価1,260円の
ところを680円で販売しました。さらに甘酒に気を取られていたら、柿チップ
は6/21、葱ドレッシングは6/25ともっと短いものを発見。いやー、悩ましい
です。

一昔前であれば、色を見て、においをかいで、ちょっと味見をして、自分の
五感を総動員して、食べていいかどうか判断していたものが、「賞味期限」と
いう一言で他人が決めた期日に全てをゆだねてしまう今日この頃。食品の廃棄
ロスも膨大な日本(年間500~800万トン!)。地球の裏側では飢餓の人々がい
るのに。もう少しおおらかに行けたらなぁと個人的には思いつつ、しかし食べ
物を売る商人として、「賞味期限」のチェックを強化します!

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