高校生に授業をしてきました。

去る6/16、函館水産高校にて高3生に「野菜」の授業をしてきました。

テーマは「野菜はこんなにおもしろい」。

ミニトマトの食べ比べから始め、「品種・栽培環境・タイミング・好み」で野菜のおいしさが変わるという話を具体的にさせてもらいました。マニアックな話に途中、寝落ちしそうになる子が何人かいたので、急遽、きゅうりの食べ比べ(ブルームきゅうりvsブルームレスきゅうり)を前倒しにやったり。野菜の好き嫌いの年齢による変化と改めて食べず嫌いにチャレンジしようという話、そして、口数の多い八百屋の仕事等。

授業後、どこまで伝わったかドキドキでしたが、3日後授業の感想レポートを見せてもらうと、予想以上に具体的な事柄までしっかり聞いてもらえ、「店に今度遊びに行きます」とのコメントもあったりして、大変楽しい経験でした。

「一番甘い野菜はなんですか?」といった、なかなか答えるのが難しい質問があったり。
(宿題として持ち帰り、道南農業試験場の方のお力も借り、なんとか回答。)

高校生の若いパワーと感性に大変刺激を受け、思わず「感謝の手紙」も書いちゃいました。

ちなみに、授業の裏テーマは「人生の先輩から高校生のみなさんへ」。
今回の授業の話を持ってきてくれたN先生から、「経歴がおもしろいので、人生の進路を決める高校3年生にそこらへんの話を。」と言われていたのです。1コマ50分の授業では野菜だけで目一杯だと考え、週刊すず辰(人生号)を準備。

こちらには、店主の好きなイリヤッドの詩の紹介と、「人生、三者三様。」と題し、店主と中学の同期の2人の人生を中3~現在(39歳)まで紹介。同じ中学を卒業した3人が、どんな人生の選択を経て、同じ食品業界でまた再会するに至ったかを示し、人生の選択の妙を感じ取ってもらえればと。ついでにそれぞれから、高校生の一言も添えて。(ちなみに、「京大出の口数の多い八百屋」と「高卒たたき上げの食品加工会社の創業者」と「大阪の老舗八百屋の中堅社員」の3人の人生遍歴です。)

今週、店頭にお越しの方には、高校生へ向けた週刊すず辰(人生号)、一緒に配布しますね。興味のある方はどうぞ。

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