7/28-29福島県に行ってきました

トマト・きゅうりでお世話になっている、福島わかば会さんと、
郡山の鈴木光一さんに久々のご挨拶に7月末に福島に行ってき
ました。函館駅から、新青森・仙台と乗り換えて、5時間かけ
て郡山駅に到着。まずは、鈴木光一さんの直売所を訪れました。
軽い挨拶ののち、すぐに畑へ。最初の畑では、水なすの「佐助
ナス」、「ごちそうナス」、京都の種屋さんから種子を取り寄
せた「賀茂なす」に、賀茂なすの改良品種「京まんじゅう(ぷ
っくり饅頭のようでおいしそう)」。通常の「緑なす(焼くと
果肉がとろっとしておいしい)」に、「ひもなす」の紫と緑と
白!(ひもなすの白は初めて見ました)。なすだけで10種近く。

さすが農家さんのロングセラー雑誌「現代農業」で、直売所の
特集が組まれると必ず登場する、鈴木光一さん。直売歴25年、
種屋歴15年のプロ農家さん。種苗メーカーから直接仕入れる最新
の情報から、おいしい野菜の品種については、全国のどの農家さん
より詳しく、品種名がまだつかない、試作品の段階から、試験栽培
を任され、栽培 のポイントだけでなく、実際自分の直売所で販売
して、お客さんの反応まで種苗メーカーにフィー ドバックしてし
まう光一さん。ついには、野菜品種の本まで出してしまうほど、
種に詳しい野菜博士です。

次のとうもろこし畑では、まだ未発表の「味来ホワイト」に、「おお
ものコーン(1本500gにもなる大振りでかつ味が濃くおいしい)」
とあと

1品種(忘れました,,)水ナスはみずみずしいだけでなく甘く味
わい深くおいしいし、とうもろこしはとにかく甘い!、特に「おお
もの」は甘いだけでなく味が濃い!、感動しすぎて、当初取引の予定
はなかったのですがお願いすることになりました。

夕方、福島市に移動し、わかば会の佐藤代表ご夫妻と会食。事故
後、既存の売上は半減し、いろいろ営業に回る中、新規のところを
何とか開拓し、事故前の売上の8割くらいには回復してきた話や、
大地を守る会やOISIXなどの今までの得意先は、「西日本セット」が
「東北応援セット」よりも10倍売れてしまうなど、厳しい「風評被害」
の現実など事故後の現状をお聞きしました。翌日は主な生産者の方の
畑を回りました。きゅうり始め、花ニラ、桃、アイコとおいしく食べて
きました!

両者とも放射線の検査は継続して行っており、データを見ると昨年の
夏以降ほとんど検出値はなく、安心できるレベルです。
「福島の放射線を気にするくらいなら、隣でたばこを吸っている人
を気にした方がいい」といったところ。技術を持った農家さんを今後
も応援したいと改めて心に誓ったすず辰でした。

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