おいしいものを作る達人たち

すず辰のお店に並ぶ野菜や果物、加工品を作っている方々をご紹介します。

道南の誇るブランド「王様しいたけ」。

北海道七飯町福田農園

きのこの生態を考えて。

木が根っこから吸った、水分や養分を身体全体に送る管を維管束(いかんそく)と言います。天然のきのこは、その維管束に沿って菌糸をはわせます。菌床に使用するミズナラチップをただ粉砕してしまうと維管束がつぶれてしまうため、福田農園では、維管束をつぶさぬよう、カット方法にこだわっています。すべてはしいたけのためなのです。

しいたけの「ごはん」を炊くのです。

菌床は、しいたけの種菌を移植する前に殺菌します。しかし、ただ殺菌するのでなく、しいたけのごはんを炊く「釜炊き」工程ととらえているのが福田農園です。釜でご飯を炊くとき、「はじめちょろちょろなかぱっぱ…」というように、しいたけにとってのおいしい「ごはん」を炊くべく、温度・湿度・圧力を時間軸で管理します。この極意は、社長と会長のみの秘伝です。

横津岳の天然水を100%使用! 年間15度をキープする地下水なので、秋の環境づくりに最適。

大きいしいたけ=おいしいしいたけ。

春夏秋をきのこに感じさせるための、季節ごとの温度・湿度をきめ細かく管理。1日の中でも、朝もやや木洩れ日、日中の温度上昇と、夕方以降の温度の低下と、森の環境に近づけます。大きいしいたけを作ろうと試行錯誤した結果、しいたけが自然界でのびのび成長する姿とつながり、おいしさもついてきちゃいました。

肉厚で旨味たっぷりの王様しいたけの完成です。

半年かけて成長したしいたけは、肉厚で旨味たっぷり。天ぷらが一番ですが、焼いて醤油をたらすだけでもとにかくおいしい。バターでソテーして、塩コショウというのも簡単でおいしいです。少々焦がすと香りが増すのでお勧めです。

まずは一度お試しください。

全国の菌床しいたけの品評会で1位を取り、今では大手百貨店の催事や全国の有名シェフに引っ張りだこ。肉厚でうまみたっぷりのしいたけは、一食の価値ありです。どうぞお試しください。

弟分の「しいたけBOY」もあります。

「王様」とは違い、マッシュルームのような、直径2㎝ほどの小粒な奴だけをそろえたものを「しいたけBOY」と呼んでいます。小粒ながら、味は「王様しいたけ」に負けないおいしさ。ちびのくせになかなかの厚さですし、何よりそのまま調理できるので旨みを逃がさず、かつお手軽にいろんな料理に使えるので、常連さんでは「BOY」を選ぶ方もいらっしゃいます。

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