初講師:子供のパワーに圧倒される。

10/27(土)、函館短期大学附属幼稚園に行ってきました。父親有志
主催のイベントの一環で、子供たちに野菜について語ってほしいと言われて
いたのです。当日のメインイベントは落ち葉で「焼きいも」。千葉の「べにあず
ま」に、石川の焼き芋向き品種「五郎島金時」、そして種子島の「安納芋」
を持っていきました。相手は3~6歳児。制御できるか!?

残暑のせいか、落ち葉があまり乾燥しておらず、落ち葉の焼けがやや悪し。
焼き芋の心配をしつつ、食育授業スタート。「八百屋のすず辰です!」と挨拶。
「こんにちは!」と大声を出すと、見事な大声が子供たちから帰ってきまし
た。後ろの親御さんたちからの声が全然ないので繰り返し「こんにちは!」。
(やっとみんなが声を出しました(笑)。こういうとき子供の方が素直ですね。)

「八百屋は何をする人か知ってる?」と聞くと、『野菜売る人~!!』と
上々の返事。(玉ねぎを手に持って)「これはなに?」『玉ねぎー!』「さ
て2個のうち、どっちが北海道で作られた玉ねぎでしょうか」・・・・
「正解はこっち!」(といったところで子供たちは総立ち。)上々の滑り出
しでした。(ちなみに正解した子に理由を尋ねると、「(皮が)汚いから」
「なんとなく(直感)」といったところでした。)
(ここで子供に名前と年を尋ね)「みんなは自分のことを答えられるけど、
野菜は自分では話せない。だからおじさんは野菜の代わりに、その野菜がど
こでどう育ってどうやって食べるとおいしいのかを伝えるように気をつけて
います」とちょっとまじめに一言。

このあとは持ってきた根菜類を一個ずつ、「これは?」と聞きながら、説
明していきました。途中後ろのお母さん向けの話をちょろちょろ織り込みつ
つ。 (ここらへんをもう少し加筆予定)

一番伝えたかったのは「寒くなるこれからの季節、土の中で育つ野菜(根
菜)は身体を温めてくれるよ」ってこと。ノリの良かった子が『野菜は身体を
あっためる。野菜は身体をあっためる。』と最後の方で呪文のように連呼して
いたので、まぁ成功ですね(なんか「すべての野菜は」と思っている節があり
ましたが、、、)。
それにしても子供相手の話は内容よりも「ノリ」が大切ですね。あとは、ノリの
良すぎる子供をどう制御しつつ、どうやって全員を乗せるか。それにしてもみ
んな元気でうれしくなりました。焼き芋もお父さんたちの奮闘で7割はうまく焼
けその場で食べられました。
五郎島金時に当たったラッキーな子は誰だったかな?
(安納芋はお父さんたちが忘れたようで食べられず仕舞いでした。)

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